鏡を見たときに、自分の歯が黄ばんでいると少しがっかりした気分になることはありませんか?また、人を見たときに歯が黄ばんでいると、不衛生かもと思ってしまうことはありませんか?歯は意外と人の印象を決めるのに大事な部分です。
歯が白いと思い切り笑えますし、明るくなりますよね。今回は歯を白くできるおすすめの方法をご紹介していきます。
歯が黄ばんでしまう理由
まず、どうして歯が黄ばんでしまうのかを説明していきます。歯が黄ばむのには加齢や遺伝などがありますが、多くの場合は飲食によるものです。特に、コーヒーや赤ワイン、チョコレートなどに含まれるポリフェノールとタンパク質が結合することにより歯が黄ばんでしまいます。
黄ばみはすぐに定着するものではないので、そのようなものを飲食したあとに口をすすいだりすることで防ぐことができますが、それをしないまま放置してしまったり、きちんと落とせていない場合に黄ばみになります。また、歯を強く磨きすぎてしまうことも黄ばみの原因となります。
歯の表面にはエナメル質というものがあり、そのエナメル質を削ってしまうとその窪みに汚れがたまり、黄ばみにつながります。
ホワイトニング法1:歯科医院によるホワイトニング
ホワイトニング1つ目は、歯科に通い、プロに関わってもらい治療する方法です。効果が目に見えてわかりやすく、さらに即効性もあるので、手っ取り早く白くしたい人にはおすすめの方法です。歯科医院でのホワイトニングには大きく分けて3つあります。
1:オフィスホワイトニング歯科医院でのホワイトニングでは、多くの場合このオフィスホワイトニングを指します。オフィスホワイトニングとは、専用の器具や薬剤を使用して、歯科医院のみで行うホワイトニングのことです。
2:ホームホワイトニング
一度だけ歯科医院で自分のマウスピースを作ってもらい、ホワイトニング剤など薬剤の処方を受ける方法です。ホームホワイトニングのメリットとしては、自分の好きな時や都合の良いときにホワイトニングができるため、歯科の予約など気にする必要がありません。
お仕事で忙しい方や、学生さんなどにおすすめの方法です。また、費用が安く押さえられます。3:デュアルホワイトニング上記のオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行う方法です。価格はおよそ7万円ほどと高額かつ手間もかかりますが、その分他の2つよりも即効性があり、また、持続性があります。
歯科医院でのホワイトニングは効果が高く期待できますが、健康保険の適用外であるため費用がかかり、また、妊娠中・授乳中の方、無カタラーゼ症の方は利用ができないなどのデメリットもあります。
歯科医院に行って、お医者さんと相談してどれが一番自分にあっているのか決めるのもいいかもしれませんね。
ホワイトニング法2:自宅で行うホワイトニング
自宅で行うことができ、また、費用も安く抑えられます。
ですがその分やはり歯科医院でのホワイトニングよりは効果が見えにくいですが、即効性などをあまり重要視していない方には手の出しやすいおすすめの方法です。
最近は自宅でのホワイトニングでも、様々な方法があります。その中でもおすすめの2つをご紹介します。
自宅でホワイトニング法:ホワイトニングの歯磨き粉
オーソドックスですが、一番効果があります。ホワイトニングの歯磨き粉にはホワイトニングの成分であるメタリン酸ナトリウムの他、タバコのヤニを落とすポリエチレングリコールという成分が含まれているものもあります。
また、歯茎を殺菌する成分であるイソプロピルメチルフェノールを含むもの等、自分の目指す口内環境によって自分の好みに歯磨き粉を選ぶことができるのも魅力です。歯磨き粉を選ぶ際に注目してほしいことがあります。それは、低研磨または研磨剤不使用であることです。
大体の歯磨き粉は研磨剤により歯表面の汚れを落として白く見せて、そこにホワイトニング効果のある薬剤で白くするという方法をとっています。ですが、先程も書いたとおり、研磨剤により歯表面のエナメル質が傷ついてしまう可能性が十分にあるので、健康な歯を保つためには低研磨、研磨剤不使用をおすすめします。
→歯を白く塗るなら歯医者?市販品?それぞれの選び方も知っておこう
自宅でのホワイトニング法:ホワイトニングペン
ホワイトニングペンは聞き馴染みのない方も多いかもしれません。ホワイトニングペンとは、歯に直接、ペン状のホワイトニング剤を塗ります。こちらは歯の表面に付着している汚れを落とすことで歯を白くするものです。ホワイトニングペンに含まれるホワイトニングの成分は主に漂白剤のひとつである次亜塩素酸ナトリウムです。
ですが、ホワイトニングペンに含まれる次亜塩素酸ナトリウムの量は僅かなので、漂白成分を主にしているのではなく汚れを落とすことをメインに含まれています。ホワイトニングペンは歯を本当に白くしたいという方には不向きかもしれませんが、白く見せたいと思う方には手軽でおすすめな方法です。
また、スティック状なので持ち歩きもしやすいので、お出かけ先でも使うことができます。しかしながら、国内で市販されているものは厚生労働省が規制したものであるので危険性は少ないですが、海外のものなどは高濃度の酸化剤などが用いられていることもあるので、海外のものを使用するときは注意して下さい。
おすすめしないホワイトニング方法
・重曹による歯磨き重曹には研磨作用があり、汚れを落とすことができます。ですので歯が白く見えます。しかし、それは実際付着した色素を落とすことはできず、さらに強い研磨作用により歯に傷がついたり削れたりしてしまいます。
さらに、刺激が強すぎるため、口内の粘膜や咽喉が傷ついてしまう可能性も否定できません。そうすると口内環境が悪化してしまいます。・ホワイトニングテープホワイトニングテープとは、歯に直接フィルムを貼り付ける方法です。
即効性がたかく、ホワイトニング効果もあります。ですが、まだらに白くなってしまったり、日本で販売がないため個人輸入になります。海外で生産されているため、日本人向けには作られていないので、特に日本人は知覚過敏になりやすいなどのデメリットの方が大きいです。
自分にあったホワイトニング法を見つけよう
ホワイトニングとひとまとめに言っても、歯医者で行う方法、自宅でもできる方法など、様々な方法があります。歯磨き粉一つとっても、何を目的にホワイトニングをするかによってもどの成分が含まれるかなどで使用するものが変わったりします。
人によって求める部分も効果の感じ方もそれぞれですので、是非自分にあった方法を見つけてみて下さい。